妄想の巨人

 

Special

 

▶▶▶映画『28 1/2 妄想の巨人』の成立に欠かせない、“演出あるメイキング"を撮った、舞台『鉄人28号』(演出・脚本:押井守)を紹介。

 

INTRODUCTION

 1956年に連載をスタートした横山光輝氏のコミックを原作に、アニメ化や実写映画化、CMなどにも登場し、50余年の長きにわたり、世代を超えて支持されてきた不朽の名作『鉄人28号』初の舞台化が、映画監督・押井守の手によって実現した。
 企画段階で、オリジナルか原作物かタイトルを思案した押井監督は、最終的に映画化の依頼があったこともある同作に行き着いた。それまでにも「鉄人は、アトムやガンダムと共にロボット・アニメの本流であり、ロボットに対するイデオロギーが見える作品のひとつ」と語ってきた押井監督が、「リモコンを操る者次第でロボットが正義にも悪にもなる」というユニークかつ誰もが知る設定と、「鉄人は帝国陸軍の決戦兵器として開発されながらも戦後に復活したもの」という意外と忘れられている話を基軸に、得意の〈もうひとつの昭和史〉として昇華させた。
 南果歩、池田成志、ダイアモンド☆ユカイ、サンプラザ中野くん他、豪華キャスト陣とスタッフが集結し、歌あり踊りあり笑いあり涙ありの奇想天外な娯楽作品となった舞台『鉄人28号』は、多くの観客を感動の渦に巻き込んだ。

 

STORY

 1964年、戦後の終焉を告げる一大国家イベント〈東京オリンピック〉の開催間近。
 敷島博士は、帝国陸軍の決戦兵器として開発された〈試製二八号〉を悪と戦う正義の巨人〈鉄人28号〉として蘇らせ、戦前の科学者たちが戦争に加担した過ちを二度と繰り返さないため、鉄人を一人の少年──戦後に生を受け、民主主義に育まれた金田正太郎──に委ねる。
 オリンピックを前に街の浄化活動が進む首都で野犬狩りの嵐が吹き荒れる中、警察署長の大塚は、ついに東京最後の野犬〈有明フェリータ〉の捕獲に成功するが、直後、東京オリンピック阻止という政治目標を掲げる過激派〈人狼党〉から「今宵、囚われの恋人を奪還する」という謎めいた犯行予告を突きつけられてしまう。
 人狼党党首・犬走一直が狙うのは反体制分子が生ける偶像として崇めるフェリータだと睨んだ大塚署長は、正太郎や敷島博士と共にフェリータを拘留している野犬収容所へと向かう。だが、犬走の取った行動は思わぬものだった。
 何が正義で何が悪なのか──新しい時代の到来を前に、敷島博士と犬走との間で翻弄される正太郎。正義の少年と科学者、そしてテロリストの怪しい思想的三角関係の行く末は……。


CAST

南果歩

池田成志

ダイアモンド☆ユカイ

田鍋謙一郎

藤木義勝
載寧龍二
永田彬(RUN & GUN)
小野健斗
吉田友一
鈴木雄貴

西田佳づ美

サンプラザ中野くん

(※ダイアモンド☆ユカイの「☆」の正しい表示は「六芒星」です。)

 

STAFF

原作/横山光輝

脚本・演出/押井守

美術/磯見俊裕 黒川通利
鉄人デザイン/末弥純
音楽/川井憲次
作詞/児島由美
音響効果制作/伊藤道廣
音響/若林和弘
音響システム/松山典弘
照明/佐藤啓
衣装デザイン/竹田団吾
演出補・振付/竹下宏太郎
ボイスコーディネーター/浦崎直邦
特殊効果/糸田正志
鉄人制作/秋山直樹 光井清陽
道具制作/桜井敏郎 唐崎修
フラワーコーディネーター/櫻井忍
演出助手/高梨由
舞台監督/森下紀彦
キャスティング/才士真司
制作/安積智子
アシスタントプロデューサー/黒田仁子
プロデューサー/村上洋志 久保淳
エグゼクティブプロデューサー/小川友次
東京公演協力/tvkコミュニケーションズ
企画協力/光プロダクション
企画協力・制作/デイズ
企画製作・主催/梅田芸術劇場

 

(C)2009 光プロ/梅田芸術劇場

 

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